完読No.19 ノストラダムス封印された予言詩(下)M・レディング 著 新潮文庫

裏表紙

ノストラダムスの失われた四行詩を追い求めるアメリカ人作家サビアは、ジプシーに伝わる暗号めいた四行詩の存在、”黒い処女像”の謎、元外人部隊の凄腕の追跡者−。
フランス・パリからサモワ地方へ、そしてスペインへと続く探索行の果てに、サビアの前に現われたのは?明らかになる歴史の闇、1999年を乗り越えた人類を待つ運命。

着眼点は良いです。
文章力もあると思います。
でも、これはサスペンスです。
ノストラダムスの失われた58篇は????どこへ行ったの?どういう内容だったの?
その辺にほとんど触れずに話は進んでいきます。
一番の弱点は、主人公の作家とジプシー娘のロマンスが無い事。
色気が無い展開なり。
この本を読む価値があるとするならば、ジプシーの事が分かるって事ぐらい。