No.10 当時はポピュラー5〜高松みづきさん(29才、新婦)〜 シアタートップス

doradora05112006-02-26

★★★☆☆
http://odakhyper.cool.ne.jp/daikorin/Popular/5/Popular5_takaematsu.html
今日までなのでネタばれアリで書いていきます。
当時はポピュラーシリーズも5回目。そのうち3回は観てます。
今回も「高松みずきさん」は出てきません。毎回、タイトルになっている人は登場しません。
さて、今回の舞台は結婚式場。小橋トモユキと高松みずきの結婚式。二人は学生時代に同じサークルに所属して知り合った。エンタメ同好会。そのメンバーも呼ばれている。でも、それほど親しくなったのに何故呼ばれるの?それは後で分かります。いくつかの場面でコント形式の芝居が続きます。久しぶりの出会いに、誰が誰だか分からない気まずい状況。突然、新婦がいなくなり当惑する親類たち、友人たち、ホテル関係者。チラシにこんなコメントが

「こういうのもコント。こういうのも喜劇。人間めいた事を放り込んでみる。笑いながら潰れていく気持ちよさ。味わいながら歪んでいく贅沢。」

言い得てます。大笑いはしませんが、クスクス、ニヤニヤな状況が繰り広げられます。
私がつぼだったのは、新郎の兄が駄洒落を言うと、異様に反応する新婦のイトコとその夫。そして新郎の兄が気の利いたことを言うと白ける。更に新郎の兄が気の利いたことを言うと、妙に感心する友人。このシーンが可笑しかった。役者では大久保佳代子が良かったです。テレビではふてぶてしいブスを演じてますが、舞台ではいなくなった新婦の姉の役で、ある事無い事大げさに話して周りを混乱させる役を熱演してました。他には、無責任な司会者役の犬飼若浩とエンタメ同好会の多治見役の本田誠人(画像)が目を引きました。
何故あまり親しくも無いエンタメ同好会の面々を呼んだのか?かつてゼミの教授宅で起きたぼや騒ぎ。その犯人は新郎。教授の退官パーティーが開かれる日。その日にあわせて結婚式を。そしてその当時ゼミに所属していたエンタメ同好会の面々を退官パーティーに行かせないために、結婚式に呼んだ。という事らしい。別にこの点がこの芝居のメインテーマではないので、さらっと流れてしまったが、ミステリー好きな私は妙に納得。
不条理劇でもなく、まるっきりのコントでもない、不思議な空間を堪能してきました。
その割りに☆3つなのは、途中で寝てしまったから。何となく寝てしまった。勿体無い。
今日もこれから観劇です。動物電気。土日と連続で観劇なんて何年ぶりだろう?雨なのが残念。