No.15 約束 月影十番勝負 全労災スペース・ゼロ

doradora05112006-03-18

★★★☆☆
http://www.rup.co.jp/20051116_yakusoku/
1995年から始めたユニットもこの作品で最後。約11年。1年に1作ペース。
以下ネタバレ
先ず今回の出演者。
高田聖子、千葉雅子、伊勢志摩、池谷のぶえ池田成志、加藤 啓、木野 花
濃いです。濃すぎます。もう、どんな話かなんて、どうでもいい感じになります。観る前の予感がドンピシャリ。話とか演出とか殆ど覚えてません。ただただ、この濃い役者達が、舞台狭しと動き回ります。大筋はこんな感じ(hpより引用)

「約束」は’70年初めに映画化された透明なまでに美しく切ない愛の結末を描いて話題となった作品です。日本海を北上する列車の中で偶然出会った男と女。仮出所中の女と逃亡中の男の悲劇的な運命を描いたこの「約束」を軸に、極限の閉ざされた世界である刑務所に放り込まれた女たちの情念、悲哀をロードムービー風に描いていきます。脚本は、「猫のホテル」の主宰で脚本、演出また俳優としていま脂ののりきっている千葉雅子が書きおろし、また演出には、緻密かつダイナミックな演出で評価の高い俳優の池田成志を迎えます。

映画が元になっているとは今知りました。70年初めの作品。それをそのまま舞台上に持ってきてます。その辺の古く臭さがこのメンツだと逆にいいです。
誰が良かったか?ほぼみんな良かった。個人的には池谷のぶえのいい声とメリハリのある演技。伊勢志摩のクールさ。加藤 啓のチンピラぶり。高田聖子のオンステージ。などが良かったです。
客席にチラホラ空席がありました。まだ1週間ほど上演してます。濃〜い舞台が観たい方は是非。
客層がいつも観ているのと違うので反応が面白かったです。一体、誰のファンなんだ?と言う方々もいて、客席も不思議でした。
ラストの高田聖子は唄はよかった。「女が独りできること・・・」耳に残ってます。