No.43 トンマッコルへようこそ シネマスクエアとうきゅう  

http://www.youkoso-movie.jp/
1.★★★★☆←客観的な目で見た評価
2.★★★★☆←思い入れを含んだ評価
yahoo解説

架空のユートピア“トンマッコル”を舞台に、敵対する兵士たちが癒されていく姿をとらえた人間ドラマ。戦争に疲れ果てた男たちが、心優しい村人たちとの交流を通して成長する姿を描く。ユートピアである村を象徴するかのような無垢(むく)な少女にふんするのは、『オールド・ボーイ』のカン・ヘジョン。彼女と森で出会う人民軍兵士役に『小さな恋のステップ』のチョン・ジェヨンがふんし、コミカルな一面を見せている。音楽を担当した久石譲は、フルオーケストラを使用した壮大な演奏によって、心温まる物語を引き立てている。

以下ネタバレ
ほぼ前知識無しで見に行きました。結果、とんでもない失敗をしましたが、映画そのものはよかったです。
映画の日だし、何か見ないと!!と思って行きました。一人だったら「スネーク・フライト」を見たかったんですが(映画の日はなるべく正規のお金を払いたくない、下らなそうな映画を見たいと思っているから)、友達と一緒だったので、心温まりそうな映画にしました。
感想をチラ見すると「政治臭」とか「反戦」という文字が見受けられた。確かに反戦映画です。でも、それ程メッセージ性が強いとは思わなかった。北と南の兵士達が力を合わせるシーンでは、「南北連合だぁ〜」と言ってましたけどね。そして、アメリカの戦闘機と戦ってましたけど。確かに反アメリカ。韓国ってアメリカ嫌いなの?常識?
私は笑えたけど、泣きはしなかった。結構つぼのシーンはあったけどファンタジー(戦闘シーンは小規模ですが、リアルだった)にくるんでいたので琴線は震えなかった。どちらかと言えば、最後は、良かったねぇ〜と思った。
ラストシーンで「花」が出てくる。あれって、「この話は全て架空の話で、本当は北と南は力を合わせたりしないんだよ〜」って意味だったのか?いやいやそれは幾らなんでもひねくれ過ぎ。
小道具も上手に使っていたし(手法は使い古されているけど)、役者も上手かったです。
心に残ったシーン。北の中隊長が村長に村をどうやって統治しているの?と聞くシーン。村長「たんと食べさせるから」。うん。腹が減るとトゲトゲするからね。そうすると例の国はやばいなぁ〜、ひもじいからなぁ〜。制裁じゃなくて、思いっきり食糧援助すればいいのに、どうせ行き場の無い牛肉が余っているだろうし。背に腹は替えられないから、BSEの事など誰も言わないだろうし。数十年後にはみんな狂牛病。一件落着。←馬鹿な奴。
そうそう失敗の件。ポスターもhpも見ないで行きました。始まると直ぐに思いました。あれっ、この音楽。ジブリのパクリじゃん。「千と千尋の・・」と一緒じゃん。最後までその事が頭の隅にありました。気になりました。エンドロール見ても誰が音楽担当か分かりませんでした。そして、劇場を出てポスターを見ると「音楽:久石譲」。本人じゃない!!!←さらに馬鹿な奴!これぐらいの前知識は必要です。
最後にこの映画には、この村を象徴するかのような少女が出てきます。彼女は少々頭が弱いです。常に走ってます。そしてその女優さんは、ポスターで見ると可愛いのですが、映像で見ると?です。でも、段々可愛く見えてきます。不思議な女優さんでした。『オールド・ボーイ』のカン・ヘジョンだと知ったのは、今これを書いている瞬間。作品によってイメージって変わるんだなぁ〜。最後に男優がよかったです。私は中隊長さん役の人が気に入りました。誰?チョン・ジェヨンって人みたい。名前を聞いてもどんな作品に出ているか分からないっ。