完読No.104 夏期限定トロピカルパフェ事件 米澤 穂信 著 創元推理文庫


裏表紙

小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を!そんな高校二年生・小鳩君の、この夏の運命を左右するのは<小山内スイーツセレクション・夏>!?待望のシリーズ第二弾。

このミステリーがすごい!2007年版 国内編第10位。
表紙のファンシーさと、1章の中身を読んで、何故これが10位なの?と思った。しかし、最後まで読むとその順位に納得。ちゃんと順番に読むべきでした。それだけが残念。次は「春期限定いちごタルト事件」を買わねば。
最後まで読むと犯人(少し違うかな?)の意図が分かります。途中で挫折しないで最後まで読みましょう。一応、秋、冬と続くんだろうなぁ〜。二人の関係がどう変わっていくのか!おじさんは楽しみです。でも、小市民だから。単純にくっ付きはしないのか・・・。
追記:「春期限定いちごタルト事件」を買う前に「氷果」を購入。こちらの方が好みだな。