かっけ〜人

昨日、何となくテレビ(アンビリバボー)を見ていたら、バスケットの話題になった。ある、大学バスケのコーチがバスケットボールを変えた、的な話だった。
時は1965年。ある男性に大学バスケットのコーチの依頼が来た。受けたはいいが、そのチームは弱かった。それを強くするためにスカウトを開始。しかし、知名度が低い大学(テキサス・ウエスタン大学)だったので、有望な選手は誰も来てくれない。悩んだコーチは、黒人選手に声をかけた。今でこそ、黒人のバスケットボール選手はリーグの中心になっている。しかし、その当時はコートに入れる黒人は2人だけ、と言う暗黙の了解があったそうだ。そのコーチは兎に角、勝ちたかったので、暗黙の了解を無視して、黒人選手をコートに3人出した。その甲斐もあって、チームは連勝。大学選手権にも出場が決まった。しかし、心無い観客からは罵声が浴びせられ、家には脅迫状も届いていた。そんな中、選手権の決勝を迎える。アシスタントコーチの静止も聞かず、コーチが下した結論は!!!CM。
5人とも黒人選手。彼らの活躍によりチームは優勝。その後、そのコーチは何度も選手権に出場。しかも、彼はずっと同じチームでコーチを続けた。そのチームが使っていたコートには、そのコーチの名前が付き、通りにも名前が付いた。殿堂入りも果たした。そして、この事を題材にした映画を作った時のギャラは、それに関わった、全ての人に平等に分けた。今のバスケットは黒人選手抜きでは成り立たない。その先駆けを作ってくれた、このコーチに感謝。コーチ、ハスキンズ。有難う。
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/kiseki/index.html