千両役者登場

WOWOWエキサイトマッチ3/17放送分
WBC世界S・フェザー級タイトルマッチ(3月15日、ラスベガス、ネバダアメリカ)
WBC世界S・フェザー級チャンピオン前WBO世界フェザー級チャンピオン元WBAIBF世界フェザー級チャンピオン
ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)
34歳(1973年8月23日生)身長170cm、リーチ173cm52戦48勝35KO3敗1分

2階級制覇チャンピオン元IBF世界S・バンタム級チャンピオン元WBC世界フライ級チャンピオンWBC世界S・フェザー級1位、WBA2位、WBO1位
マニー・パッキャオ(フィリピン)
29歳(1978年12月17日生)身長168cm、リーチ170cm50戦45勝34KO3敗2分
WOWOWの見所
王座をかけた4年ぶりのリマッチ パッキャオの3冠が有力?
両者は4年前の04年5月、マルケスの持つWBAIBF世界フェザー級タイトルにパッキャオが挑むかたちでグローブを交えている。そのときはパッキャオが初回に3度のダウンを奪って序盤を圧倒的にリード(ノー3ノックダウン・ルール)。徐々にマルケスが追い上げ、終盤で盛り返すというスリリングな展開のすえ、結局ドローという結果に終わっている。
その後、マルケスはクラスを上げ、昨年3月にマルコ・アントニオ・バレラからWBC世界S・フェザー級タイトルを奪った。
一方のパッキャオも好調で、エリック・モラレスと2勝1敗でけりをつけ、オスカー・ラリオス、バレラにも完勝。センセーションはいまも続いている。
マルケスの持つタイトルにパッキャオが挑むかたちは前回と同じだが、今回はクラスがひとつ上がっていることと、4年の年月が経過してマルケスが34歳、パッキャオが29歳になっている点が初戦と異なる。
一度12ラウンドを戦い抜いたことで互いに手の内は知っているだけに、今回は戦略面で上乗せができる方が俄然有利になるはずだ。それを考えるとマルケスにより多くの上乗せが期待できるのではないだろうか。初戦ではいきなり大きなダメージを被るという最悪のスタートを切ったが、試合のなかで徐々に立て直し、しかも相手の攻撃を読んで対処するなど秀でた瞬間的危機管理能力を発揮してみせた。今回は対サウスポー、対パッキャオ戦略を十分に練ってリングに上がることだろう。
しかし、それでもパッキャオの攻撃を完全に封じることは難しいとみる。鋭い踏み込みとパワフルで伸びのあるパッキャオの左ストレートにカウンターを合わせることはリスクが高く、かつ技術的にも至難なのではないか。となると、バレラがそうだったように、相手の決定打を避けるのが精一杯となる可能性は高い。
2対1という賭け率(パッキャオ有利)よりはマルケスの勝機は高いと思うが、今回も苦しい戦いを強いられることは間違いないだろう。序盤で大きなアクションがない場合、勝負は終盤までもつれるような気がする。

・非常に面白い試合だった。あれだけの打ち合いはめったに見れるものじゃない。初戦も面白かったが、輪を掛けて面白かった。かなりきつかっただろうに。クリンチも無く、非常に見ごたえがある試合だった。
結果は僅差の僅差の判定。ジャッジは2対1。マルケス対パッキャオ(115-112,112-115,113-114)。1ポイント差。どちらが勝っても納得の試合だった事がよく分かります。
追記
試合とは全然関係ないが、国歌斉唱を歌った女性が可愛かった。
先ずは、フィリピン国歌、これを歌った女性。綺麗な人でした。ただ、アジア系のああいう感じの女性って、何故か男性に見えてしまう。次のメキシコ国歌は、おっさんだったのでパス。最後のアメリカ国歌。これを歌った女性がかなり可愛かった。美人というより可愛いタイプ。そのまま日本でデビューさせても売れると思う。