完読No.25 リオ―警視庁強行犯係・樋口顕― 今野 敏 著 新潮文庫

doradora05112008-05-21

裏表紙

「彼女が容疑者だとは、思えない」警視庁捜査一課強行犯第三係を率いる樋口警部補は、荻窪で起きた殺人事件を追っていた。デートクラブオーナーが殺害され、現場から逃げ去る美少女が目撃される。第二、第三の殺人が都内で起こり、そこにも彼女の姿が。捜査本部は、少女=リオが犯人であろうという説に傾く。しかし、樋口の刑事の直感は、“否”と告げた。名手が描く本格警察小説。

以下ネタばれ
ヒグっちゃんシリーズの第一弾。世代論的な部分が、少々引っ掛かるが、警察ミステリーとして充分な魅力を備えている。「朱夏」も買わないとね。