ボクシング

マイク・タイソン(56戦50勝44KO4敗2無効試合)VS
ダニー・ウィリアムス(34戦31勝26KO3敗)
タイソン久々の試合。タイトルマッチではないが、復帰戦には丁度いい相手。
試合前のミット打ちでは体の切れが良さそうに見え、期待させる。
1Rはいつもの様に獲物に襲い掛かる猛獣の如くダッシュして相手を打ち込む。ダニー・ウィリアムスがぐらつく場面もあり、今回も1RKOかと思わせる。
しかし、結果はKO負け。既に知ってはいたが、やはり直接見るとショックは大きい。
既に過去のボクサーの様な扱いだが、まだまだ現役でやって行けると思う。
今回はアクシデント的な故障もあった。もう少し戦わせてあげたい。
試合前にタイソンの戦績を紹介した。プロデビューは85年。それから現在まで良くも悪くもヘビー級はタイソンを中心に回っていた。このままで終るには寂しい敗戦だった。
因みにヘビー級史上最年少チャンピオン記録は今でもタイソンが持っている。
いかに早熟な天才だったが分かる。加えて彼はデビュー時から体型が殆ど変わっていない。
筋肉もイイ張りをしていたし、腹も締まっていた。トレーニングは欠かさずやっているんだろう。何が足りなかったのか?今回の試合もそうだったが、試合間隔が開きすぎる。タイソンの場合、リング外での様々な問題で簡単に試合が組めないのもある。ただ、ファイティングマシーンの彼でも間隔が開きすぎると感覚が戻らないのではないか?
K-1に出ている場合じゃない。もっと試合をすべき。