WOWOWエキサイトマッチ 11月15日放送

WBA世界ウェルター級タイトルマッチ(11月10日、アメリカ、ニューヨーク州
2階級制覇チャンピオンWBA世界ウェルター級チャンピオン前WBO世界S・ライト級チャンピオン
ミゲール・コット(プエルトリコ)27歳(1980年10月29日生)身長173cm、リーチ171cm30戦全勝25KO

元3階級制覇チャンピオン前WBC暫定世界ウェルター級チャンピオン元WBAWBC世界S・ウェルター級チャンピオン
WBC世界ウェルター級チャンピオン元IBF世界ライト級チャンピオンWBA世界ウェルター級3位
シェーン・モズリー(アメリカ)36歳(1971年9月7日生)身長175cm、リーチ188cm49戦44勝37KO4敗1無判定
WOWOWの見所

30戦全勝(25KO)の2階級制覇者コット、49戦44勝(37KO)4敗1無判定のトリプル・クラウン(3階級制覇)、モズリー。
ともに高い攻防技術を持っているだけに、予想の難しいカードだ。
コットはシドニー・オリンピック出場後にプロデビューし、すでに7年近くが経った。27歳にして2階級を制覇し、いまがピークにあるといってもいいだろう。決して体格に恵まれているとはいえないが、ガードを固めながら相手に接近して上下のコンビネーションを叩きこんで試合をものにしてきた。2年ほど前、安定感を欠く試合が続き、ウェルター級に上げてからもザブ・ジュダー相手に危機的状況に陥るなど耐久力面で疑問符は付きまとうが、それをカバーする攻撃力がある。左のボディ打ち、顔面への左右フックが決め手だ。
モズリーは並外れた反射神経とスピードを身上としている。随時に細かいフェイントを入れながら相手を誘い、突破口を見つけると一気に攻め落とすスタイルを持つ。フェルナンド・バルガスを倒した左フックや、タイムリーな右ストレートは一撃で試合を終わらせる破壊力を秘める。オスカー・デラ・ホーヤとの2試合をはじめ大舞台の経験も豊富だ。ただし、すでに36歳。ライト級で8連続KO防衛を果たしたころの動きには翳りも見える。
総合力は互角とみていいだろう。カギを握るのはコットのボディブロー、モズリーの左リードブローか。ともに突破口となるパンチだけに、これらのブローが試合の流れを左右する可能性は高い。特に相手の動きを止めるためにもコットの左ボディブローは有効と思われる。
中盤までに決着がつくならモズリー、後半から終盤に勝負がもつれるようだとコットが抜け出すかもしれない。

さて、この1週間ボクシング系の情報をシャットアウトして楽しみにしていた一戦。結果は、115-113,115-113,116-113の3対0の判定でコットの勝ち。派手さは無いけど、技術レベルがめちゃめちゃ高い一戦でした。
やや膠着状態の時もあったので、2,3R早送りしてます。
あ〜メイウェザー対コットが見たい。無理なのかなぁ〜。ゴジラガメラみたいに見れないのか?