WOWOWエキサイトマッチ(9/12放送分)

<欧州、WBAインターナショナル、WBOインターコンチネンタルフライ級タイトルマッチ>
ブライム・アスロウム(仏) VS アレクサンデル・マクムトフ(露)
シドニー・オリンピックでフランスに64年ぶりのボクシング金メダルをもたらしたアスロウム。
マクムトフはアスロウムより13歳年長の38歳。
複数のタイトルがかかったこの試合。二人とも地域タイトルのコレクションは多い。
観客はこの試合をフランス版ゴールデンボーイのスッテップアップの試合と位置づけているだろう。しかし、つい先日も新鋭がベテランに敗れた。私としては同世代のマクムトフを応援したい。期待したほどには面白い試合では無かった。アスロウムは最初の数ラウンドサウスポーで戦っていた、明らかに付け焼刃だった。長期的な戦略に基づいた作戦だろうか?そのせいもあって結構相手にポイントを取られたと思う。その後も盛り上がりの無いラウンドが続く。結局、判定でアスロウムが勝ったが、課題が残った試合だと思う。

IBF世界フェザー級挑戦者決定戦、WBC米大陸フェザー級タイトルマッチ>
リカルド・フアレス(米) VS ザヒーム・ラヒーム(米)
両者ともにオリンピック代表。フアレスはシドニー五輪フェザー級銀メダリスト。
両者共に無敗。フアレスは20戦全勝14KO、ラヒームは25戦全勝15KO。
フアレスはタイミングで勝負するタイプ、ラヒームは長いリーチを生かした強打が売り。
ホープの全勝対決はいつ見てもドキドキする。試合は、ラヒームの距離で戦いが始まり、徐々にフアレスが距離を詰めて行く展開。途中、フアレスのパンチにラヒームがダウン。連打を警戒して自分から座り込んだ。ダイジェストだったので大きな動きはそれぐらい。結果はフアレスの判定勝ち。しかし、この試合に限ってはラヒームがかわいそう。レフリーが下手なのか相性が悪いのか結局3回も反則を取られた。3ポイント減点。実力が拮抗しているだけにこの減点はきつい。最終ラウンドのヤケクソ気味のラッシュも仕方無しか。別のレフリーで再戦をさせてみたい。

4団体統一ミドル級タイトルマッチ直前情報。
デラ・ホーヤの今までの試合をダイジェストで流した。分かってはいたが、対戦相手が凄い。
モラレス、チャベス、ウィティカー、バルガス、モズリー、トリニダードetcデビュー当時から常に強い相手と戦い続けてきた。負けた試合もあるが、圧倒された試合は皆無。
今度の相手、ホプキンスは最大にして最強の相手。予想ではホプキンス有利。
私は通常は善玉より悪玉を応援するが、今回だけは善玉のデラ・ホーヤを応援する。
80年代黄金の中量級の数々の対戦。その中でも最高と言われるレナードとハグラーの試合に匹敵する好カードだろう。
19日10:00から放送開始。しかし、用事があってそこには居ない・・・。
録画してゆっくり楽しもう。