ＩＢＯライトヘビー級タイトルマッチ
チャンピオン アントニオ・ターバー ＶＳ バーナード・ホプキンス
マイフェイバリットボクサー、ロイ・ジョーンズＪｒを破ったターバーと私が見た中で最も輝いていたボクサー、デ・ラ・ホーヤをマットに這わせた男ホプキンス。
注目度高いです。戦前の予想はターバーに分がありましたが、始まってみると予想とは全然違いました。
まず、ターバーが得意のパンチを出せないんです。結局、これが後々まで響いて主導権を握れませんでした。ホプキンスは硬いディフェンス、小刻みに頭を動かし、同じ位置にいない、事で的を絞らさせず、要所要所でいいパンチをいれ、大差の判定勝ちでした。あの死刑執行人（ホプキンスのニックネーム）が最後の方は観客から大声援を受けてました。生涯初じゃないですかね、あれだけの声援を浴びたのは。彼はどちらかといえば非常にボクシングうまい、悪く言えばずるがしこいボクサーでしたから、実績に比べて人気が無かった。きっと嬉しかったでしょう。うわさではこれがラストファイトとの事。何でも、母親にいい歳（41歳）なんだからやめておくれ、と言われてやめるらしい。あんなごっつい奴でも親にとっては子供なんですね。ほほえましい逸話です。でも、もう１試合してほしい。例えば、ロイ・ジョーンズＪｒとなんか試合を組んでくれたら嬉しい。
