鋼鉄都市

アイザック・アシモフ著ハヤカワ文庫
「私はロボット」を読んだので久しぶりに読みたくなった。犯人が分かっていたので驚きは無いがその分その他の部分に集中出来た。アシモフのSFは観念的では無く推理小説的な要素が強いのでSFが苦手な人も読み易いと思う。鋼鉄都市は中でも殆ど推理小説なので謎解きが面白い。
前に読んだ時は気が付かなかったが、主人公の刑事は2回も犯人を間違えて名指しした。このパターンはどこかで読んだ気が・・。モース警部だ。時代的には鋼鉄都市の方が早いのでコリン・デクスターが真似を・・・。そんな事は無いだろう。アシモフの他の推理小説は理路整然と謎を解いていく、んっ。そう言えば黒後家蜘蛛の会は一つの謎に対して会の参加者が喧喧諤諤討論して、最後にヘンリーが謎を解くなぁ〜。アシモフ→デクスター。この流れはあるかもしれない。