http://www.kumuja-san.jp/
1.★★★☆☆←客観的な目で見た評価
2.★★★★☆←思い入れを含んだ評価
韓国映画はあまり見ないです。「南極日誌」以来かな？
以下ネタバレ
幼児誘拐殺人事件で１３年服役した女性。監獄内ではクムジャさんと言われていました。
クムジャさんは親切です。何故親切なのか？それは出所した後にわかります。
親切の裏に潜むクムジャさんの冷徹な復讐計画。
この映画は復讐の映画です。クムジャさんの復讐。そして殺された幼子の親達の復讐。
クムジャさんの子供の復讐。
通常、復讐の映画は悲しくなります。でも、この映画は悲しくなりません。涙も流れません。
私だけの感性がおかしいのではないです。私以上に周りの観客が笑っていました。そう、この映画は笑えます。極限状態の人間のとる行動は可笑しいです。復讐者も殺人者もおかしい。
根底に流れているのは、儒教的観念ではなく、西欧的観念だったような気がします。
ラストシーンは非常に綺麗でした。
84.0
