完読No.53 キリストの遺骸(上) リチャード・ベン・サピア 著 扶桑社ミステリー


裏表紙

宗教対立が激化するエルサレムの街なかで、古代ローマ時代の墓の遺構が発見された。高貴な人物が埋葬されたようだが、なかにおさめられた遺骨を調べると、磔刑に処せられて死んだことがわかった。罪人が、何故これほど立派な墓に埋葬されているのか?しかもそこには”ユダヤの王”と書かれた銘板が添えられていた-調査にあたっていた女性考古学者シャロンは愕然とする。墓の様子・遺骨のありさまは、新約聖書に描かれたとおりなのだ。つまり、この遺骸は、イエス・キリストのものではないか!?

以下ネタバレ
磔刑に処せられて死んだキリストらしい人物の遺骸。作中、関係者は慌てまくってます。調査官に選ばれたのは、自分でも何故選ばれたかよく分からない人物。彼自身は考古学者でも位が高い宗教家でもない、だが彼は物事を調査する能力がある。彼は早○です(一見関係ないけど後で重要になってくると思う)
もう一人の登場人物女性考古学者のシャロン。外見も中身(中身はとっつきにくいし、生意気)もいい感じ。が、結婚相手が駄目な男で、しかもそれを承知で結婚した。彼の魅力はS○○がうまいから。彼以上の男性には会ったことが無い、と言う設定。イエズス会の修道士と魅力的な女性考古学者。下巻はその辺も絡んでくるでしょう。取り敢えずは遺骸がキリストなのか?どう、結論へ導くのか興味がわきます。