WOWOWエキサイトマッチ 6月4日放送

WBO世界ヘビー級タイトルマッチ(6月2日、アメリカ、ニュージャージー州
WBO世界ヘビー級チャンピオン
シャノン・ブリッグス(米国、ニューヨーク州)
35歳(1971年12月4日生)身長193cm、リーチ203cm 53戦48勝42KO4敗1分


WBOアジア・パシフィック・
ヘビー級チャンピオン
WBO世界ヘビー級1位
スルタン・イブラギモフ(ロシア)
32歳(1975年3月8日生)身長188cm 21戦20勝18KO無敗1分
WOWOWの見所

王者が米国の孤塁死守か それとも再び旧ソ連勢が王座独占か
本来ならば3月に挙行されるはずのカードだったが、ブリッグスが肺炎にかかったため延期になったという経緯がある。ちなみに試合が行われる予定だった3月10日、イブラギモフは格下のハビエル・モラとの調整試合に臨み初回TKO勝ちを収めている。
ブリッグスは昨年11月、セルゲイ・リャコビッチに最終回逆転TKO勝ちで戴冠を果たした35歳のベテラン。193センチの長身と110キロ前後の恵まれた体格を生かした強打のボクサーファイターだ。ツボにはまると無類の強さを発揮する一方、出入りの激しいスピーディーな相手には苦戦するケースが目立つ。リャコビッチ戦も例外ではなかった。延期のすえに実現する初防衛戦だけに、真価が問われることになる。
対するイブラギモフはロシア代表として出場したシドニー・オリンピックのヘビー級で銀メダルを獲得後、02年5月に米国でプロデビュー。以来、21戦20勝(18KO)1分の戦績を残している。身長188センチのサウスポーで、戦績ほどのパワーは感じられないが、攻防ともにバランスのとれた穴のないボクサーファイターといえる。勝利を得られなかった唯一の試合は昨年7月のレイ・オースティン(米=今年3月、ウラディミール・クリチコIBFタイトルに挑戦して2回TKO負け)戦で、このときはダウン応酬の激闘のすえ12回引き分けに終わっている。
体格とパワーで勝るブリッグスがプレッシャーをかけ、イブラギモフがジャブを突きながらサークルして懐に飛び込む機会を伺う展開が予想される。ブリッグスとしては破壊力のある右を軸にした攻撃で序盤から強引に主導権を奪いたいところだが、サウスポーとの対戦経験が不足しているだけに不安も少なくない。チャンピオンが相手の左構えに戸惑い、対応に四苦八苦するようだと、イブラギモフのペースでラウンドが進むことになりそうだ。
総合力ではブリッグスが勝ると見るが、イブラギモフは決して相性の良い相手とはいえないのではないだろうか。勝負は終盤までもつれる可能性が高いが、再び旧ソ連勢ヘビー級主要4団体王座独占時代が到来するような気がする。

結果は、スルタン・イブラギモフの判定勝ち(3対0)。
またしてもヘビー級のチャンピオンからアメリカ人の名前が消えた。本気で取り組まないと暫くこの状態が続きそう。日本人が心配することはないが、どうにも名前が覚えられない。スルタン・イブラギモフ。早口言葉じゃないんだから。試合内容も盛り上がりに欠けたものだった。シャノン・ブリッグスはやる気があったのだろうか?軽くジャブを突くだけで、右は殆ど使わないし。相手に勝る体格を殆ど生かしていなかった。負けるべくして負けた感じ。
全然関係ないが、シャノン・ブリッグスってスターウォーズジェダイの復讐)に出てきた豚型人間。ジャバ・ザ・ハットの召使。に似てない?似てないね。
別パターン。キャブスのマーシャルは、スターウォーズジェダイの復讐)に出てきたパイロット。ミレニアム・ファルコン号でランド伯爵の隣に座っていた宇宙人。に似てない?似てないね。