完読No.121 怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道 高野 秀行 著 集英社文庫


裏表紙

探し物中毒の著者は、ある日、インドの謎の怪魚ウモッカの情報を入手、「捕獲すれば世紀の大発見!」と勇み立つ。ルール無し、時間制限無しの戦いが始まった。次々と立ちふさがる困難を砕き、著者は進む。地元漁民の協力を仰ぐための現地語習得、捕獲した時の移送ルートや鑑定できる学者の確保。ついに怪魚探しの秘密兵器を手にインドへ。しかしそこには予想を超えた展開が!奇想爆走ノンフィクション。

以下ネタばれ
意外なほど、いや、かなり面白かった。ウモッカが見つかった、見つからないは、この本を読み終わった今、どうでもいい事だ。出来事としてより、本が面白かった。
この本を読んで、怒ってはいけない。○○できない事が、これほどまでに切なく、面白いものか!!作者は不満だろうが、私は大満足。