No.3 魔法にかけられて 渋東シネタワー

1.★★★★☆
客観的な目で見た評価
2.★★★☆☆
思い入れを含んだ評価
私の周りの前評判が、非常に高かった映画。
同世代の男性は、泣いた、と。
同世代と言うと怒るので、かなり年下の女性は、サントラを購入。
会社の同期の女性は、旦那さん含めてもう一度見たい、と。
友達の女性を誘って(実はディズニー映画好きなの)、見に行く。
20:10〜のレイトショー。集合は18:45。時間はある。何か食べようかな?友達に聞いてみると、どちらでもいい。どちら?もう一つの選択は?呑み。まぁ、1時間じゃそれ程呑めないだろう。Barへ。1時間一本勝負。
19時前では、ガラガラ。店員も暇なのか、空になると直ぐに寄ってくる。お勧めはこちら!グビグビ呑む友達。5杯ぐらいを一気に。Barなので食べ物は少し。すきっ腹+カクテル=酔っ払い。
それでも映画館へはちゃんと行きました。長い宣伝の後、本編が始まる。最初はアニメ、次に実写。お姫様と王子様は無事に出会えるのか?子持ちの男はどんな風に絡むのか?子持ちの男性の彼女はどっかで見たことあるな。継母はスーザン(大好き)?と、導入部特有のドキドキ感を感じつつ、さぁ楽しむぞ!!!と、隣でもぞもぞする友達。トイレへ行く、戻ってきて、寝る。暫くしていびき交じりの寝息。起きたかと思ったらトイレ。結構な時間戻らず。心配。様子を見に行こうと思ったら、帰ってきた。そして寝息。と、ハッピーエンド。えっ、映画終わったよ。なんだったんだ????集中してなかった。もう一回、やり直してっ。エンドロール。友達は夢の中。ある意味一番ファンタジーな世界を過ごした。全然起きない。鼻をつまんでも、ほっぺたをつねっても、頭をゴリゴリしても、起きない。最後の手段だ、触るぞ、と手を伸ばしたら、起きた。ちっ、残念。痴○未遂。あれ、もう終わったの的発言。
そうだよ・・・・。で、このあとも大変。とても電車に一人で乗せられる状態ではない。仕方なく、家まで送る。終電の時間には、何とか間に合いそう。しかし、カバンが重い。何が入っているんだ。熊さんのSuica入れ。一瞬、切れそうになる。
なんだかんだで、一人暮らしの女性の家へ。普通なら、嬉しいのだが。相手が酔っ払いでは・・・・。家までの道は、道幅が狭いため並んで歩けない。役得も無い。時間が無いので、ちょっとお茶でも作戦も使えず。直ぐに、帰る。家まで遠い。あと、4時間ぐらいしか寝れない。
なんでこんな事を書いたか?感想がひねくれてるから。
ネタばれ、ひねくれ感想。この映画はハッピーエンドです。しかし、一人だけバッドエンドのキャラクターがいます。現女王(以下、スーザンと呼びます。)
スーザンは何故幸せになれないのか?スーザンが、王子の結婚を邪魔したから?では、その理由を聞いたか?スーザンは王子が結婚したら自分が王国から追い出されてしまうのではないか?その心配から王子が選んだ女性をニューヨークに追っ払った。ちゃんと原因があるんです。そこを吹っ飛ばして最後は哀れな姿に。これを防ぐ方法はなかったのか?あります。王子がしっかりすればいいんです。大体、あいつは馬鹿すぎる。やっている事は、女性の尻を追い掛けることだけ。その間、スーザンは頑張った。王国が荒廃しないように、色々したんだぜ。じゃなければ、ジゼルみたいな能天気で生活能力の無い若い女性が一人で生活できるわけが無い。それが生きていけたのはスーザンの政治力のお陰でしょう?それを逆恨みしてやっつけるなんて・・・。チョッと若くて綺麗で歌がうまいからって。世の中には熟女が好きな人もいるんだぞ。だいたい、ジゼルはひどい女だぞ。命懸けで助けにきた王子から弁護士に乗り換えて現実世界での生活基盤を確保したんですよ。しかも、母親がいない小さな女の子に取り入って。最後に最大の障害が。スーザンだ。スーザンは、ジゼルがひどい奴だと気が付いていたんです。それを王子に伝えようと。しかし、王子は馬鹿だ。スーザンの深遠な考えに気が付かない。ただの女好きでもある。ここまで我慢して読んでくれた方。すいません。では、どうすれば良かったか?王子はジゼルと結婚する。政治の実権はスーザンに任せる。おとぎの国は末長く繁栄しました。では、弁護士親子は?あの変な顔の女性と再婚。しかし、その結婚は失敗に終わる。もう愛なんて信じない。弁護士の娘は勉強します。そして、議員と結婚した。その議員はアメリカ大統領になります。しかし、夫は不倫をします。相手の女性の名前はジゼル。だが、もともと彼女は愛を信じていない。キャリアの足掛かりとしか思っていない。この夫婦の危機を乗り切った彼女は大統領になろうと決心した。その時に頭にあったのはスーザンの事だ。彼女の政治的手腕に早くから気が付いていた娘。目的のためなら手段を選ばない。対抗馬に毒林檎を食べさせた。彼女が大統領になったら。世界が平和になった。彼女は愛は信じなかったが、キャリアと平和は信じていた。これこそがハッピーエンドだ。おとぎの国なんかどうでもいいのだよ。大事なのは現実の世界だ。みなさん、スーザンには優しく。