範馬刃牙

doradora05112008-07-17

今週号も凄いぞ。相変わらず、主人公は出てこない。まだまだ続く克己の巻。郭海皇のアドバイス。「関節を増やせばいい。」素直な克己は増やしてます。勿論、実際には増えませんので、想像力で。そう、刃牙の世界では、想像する事、それはリアルとイコールです。刃牙もかつて、巨大カマキリとリアルファイトを行ないました。
さて、克己。関節を増やす?そんなことは無理だろ。想像すら出来ません。紐でぶら下げられた卵。それを見て生物に進化にまで考えが及ぶ。高いところの草を食べたいから、キリンの首は伸びた、ゾウの鼻も伸びた。
ピクルを倒したいから、腕の関節が増えた。まるでムカデのようだ。それを全て加速させれば、音速どころか、光速も・・・・・・。
少し、いや、かなり引っ掛かる。克己は脇役だ。しかも、期待をさせるだけさせておいて、駄目。となるキャラクターだ。これほどの修行をして、駄目な場合。引退もありえる。田舎に引っ越して、井上さん(克己登場の時に、助けた女性)と農場を開拓してそうだ。運動能力はずば抜けている(一般人に比べて)から、未開拓地に農場を拓くぐらいお手の物。いざとなれば、神心会の克己派を駆り出せば良い。それはさて置き。この克己の進化と頑張りは、ピクルの凄さを浮き立たせるための仕掛けだと思う。最終兵器と言われた男が、ここまでしても、ピクルには勝てない。それを書きたいがために・・・・・。ピエロだ。克己ピエロだ。可哀想に。そして、そう考えているうちに、恐ろしい事に気がついた。ピクルはまだ、その力の殆どを出していないのではないか?烈海王との闘いも、例えるなら、赤子と戯れる大人のごとし、ではないか?そうなると、現存戦力では勝てない。じゃあどうする?
ここはタッグを組むしかない。勿論、勇次郎と刃牙の地上最強親子コンビだ。その二人が、血のつながり故に出来る、完全なるシンクロでピクルに挑む。碇シンジとアスカがやった練習を二人でする。この親子が、初めてする親子らしい戯れだ。しかし、そこには大きな落とし穴が。このシンクロ攻撃には大事なファクターがあった。体格の一致。勇次郎と刃牙は体格にだいぶ差がある。それに気がつかない二人。悲劇的な結果が・・・・・。